中国メディア・東方網は23日、「中国には『恐ろしい仏像』があるが、日本にはもっと恐ろしい仏像があった」とする記事を掲載した。記事が紹介する「恐ろしい」というのは、その存在感や神々しさに恐れを抱くといった意味のようである。

 記事はまず、中国にあるという2つの「恐ろしい仏像」を紹介。1つめは安徽省の九華山にある高さ84メートルの地蔵王菩薩露天銅像を挙げた。「歴史書の記載によると、新羅の国王が剃髪して僧侶となり世界を巡った際に九華山にたどり着き、修行をしていたところ、あらゆる鳥が鳴き叫び、地が裂けて光を放った。人びとはその姿を菩薩を思い込み、銅像を建立したという。非常に大きな露天の仏像であり、その周囲に光が差すことで神秘さがさらに増すのだ」と説明している。

 続いては、海南省三亜市にある観音菩薩像、南山海上観音聖像だ。高さ100メートルほどのこの像は、三亜人にとっては非常に大切な守り神的な存在であるという。記事は「沿海都市の三亜はしばしば台風の影響を受けてきた。しかし、この観音像を建立して以後、台風による災害を受けなくなった」という言い伝えを紹介するとともに「多くの飛行機が像の周りを一回りして飛んでいく様子が、まるで像に参拝しているようで、非常に神秘的な光景に見える」と伝えた。

 そして、これらを上回るインパクトを持つ立位の仏像として、日本の仙台大観音を挙げた。「パッと見た感じは特に変わったところはないのだが、夜になると非常に恐ろしい。地上100メートル、地下20メートルという白い巨体が、遠くから眺めると空中に漂っているように見えるのだ。しかも、その目線は常に仏像を見る者に向けられているように見えることから、身の毛がよだつほどの恐さを感じる人もいる」としている。

 記事が紹介した3つの巨大仏像は、いずれもこの20年ほどの間に建立された新しいものだ。仏に対する崇拝を示すシンボルであると同時に、地域のランドマーク、観光名所的な役割を持っているようである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)