中国高速鉄道は今や中国全土に張り巡らされていて、中国人にとって必要不可欠な交通手段となった。国土の広い中国を移動するうえでは高速鉄道であっても時間がかかるもので、たとえば、中国北部の北京から中国南部の広州まで移動するためには高速鉄道でも約10時間もかかる。

 10時間も高速鉄道に乗るとなれば、当然その間に食事も必要になってくるが、中国高速鉄道で販売されている弁当は値段が高く、しかも不味いと言われている。それゆえ一部の中国人は「車内販売の弁当や駅弁といえば、割高で不味い」という固定概念を抱いているようだが、こうした固定概念のもとで日本の駅弁を見ると「想像していたのと違う」という感想を抱くようだ。

 日本はもともと弁当の文化が根付いていたうえ、「駅弁」の歴史も古い。諸説あるが1885年、栃木県宇都宮駅でおにぎりが販売されたことが日本の駅弁の始まりだと言われている。中国メディアの快資訊は18日、日本の駅弁を紹介する記事を掲載し、日本の駅弁は非常に多彩で、しかも美味しそうであると論じている。

 記事は、長い歴史を持つ日本の駅弁は「それぞれの土地の特産物を弁当に盛り込む」ことで、非常に多種多様に進化していると紹介。しかも、駅弁市場では中国と違って競争原理が働いているため、味も優れているうえに価格も手頃であると強調し、「美味しい食べ物があってこそ、旅も楽しくなるものだが、日本の駅弁はまさに旅を楽しくしてくれる存在」であると論じた。

 さらに、日本の駅弁の種類の豊富さ、見た目の美しさを初めて見た中国人ネットユーザーの「日本の駅弁は想像していたものとまったく違っている」という声を紹介し、中国高速鉄道で販売されている弁当からは想像もできないほどだと強調。日本を訪れ、駅弁を買う機会があれば購入してみるべきと読者に伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)