中国人は日本で受けるサービスについて「まるで神様になったかのような気分になる」と表現する。日本で暮らしているとなかなか気がつかないものだが、日本では「中国では富裕層だけが受けられるような特別なサービスを、日常的に受けることができる」のだという。

 中国メディアの今日頭条は16日、親類を訪ねて日本を訪れた中国人の手記を掲載し、「日本の自動車修理工場で衝撃を受けた」と伝える記事を掲載し、日本の自動車ディーラーを訪れた際のエピソードを紹介した。

 記事によれば、この中国人が日本に滞在していた際、親戚が所有する車の調子が悪くなったため、自動車を購入したディーラーに持ち込んで修理を依頼したという。その際、ディーラーの担当者が飲み物を提供してくれたうえで、「こちらの用件を膝をつきながら聞く姿に非常に驚いた」と伝えた。日本では「膝をつく」のは相手より目線を下にするなど、より丁寧な対応をするときに見せる行為だが、中国では相手に対する屈服を意味することもあるため、まず見られない行為であると言える。

 そして、ディーラーの担当者は非常に礼儀正しく、予算と修理に掛かる時間を計算したうえで時間どおりに修理してくれたと紹介。また、車をディーラーに引き取りに行った際、雨が降っていたにもかかわらず、「深々と頭を下げて見送ってくれた」と伝えた。しかも驚くべきは数十メートルほど走って、交差点を曲がる際に後ろを振り返ったらまだ「担当者は頭を下げた姿勢のままであった」ことだったと強調した。

 最後に記事は、「日本のサービスの質の高さについての噂はかねてから耳にしていた」と紹介する一方で、実際にそのサービスを受けてみると「衝撃だった」と振り返った。中国では日本のような接客サービスは期待できず、ぶっきらぼうに接客されることが当たり前だ。店員のほうが客よりも偉そうにしていることもごく普通であるゆえ、この中国人はさぞ驚いたことだろう。

 また、中国人はメンツを非常に気にするゆえ、男性が跪いて客の用件を聞くことなどまずあり得ないのだが、近年の中国では質の高いサービスに対するニーズが高まっているのも事実であり、今後のサービスの質向上に期待したいところだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)