世界3大料理に数えられる中華料理。食の大国として知られる中国ではどんな食材でも多様な調理法で料理に仕上げる。中国メディアの今日頭条は17日、食を誇りとする中国人が「日本の子どもの学校給食を見て、思わず感嘆した」と論じる記事を掲載した。

 記事が着目したのは、日本の学校給食で取り組まれている「食育」だ。単に食べるだけではなく、「食事を通じて、食に関係するあらゆる過程を教育することである」と説明した。そして、日本の小学校から始まる学校給食の様子を知ると「中国はすでにスタートラインで負けている」と言われる意味が理解できると主張した。

 中国では日本のような給食制度がない学校が多く、昼食は帰宅して家で食べるか、学校に併設された食堂で食べるケースが多い。それゆえ、日本の給食風景はすべてが驚きであり、「子どもたちが給食着を身に着けて、自ら準備と配膳をし、席について一緒に食べる」姿は、「まるで専門の訓練を受けているかのようだ」と指摘した。そして、こうした給食を通じて、日本の子どもたちは「自分たちが何を食べているのか、どのような栄養があるのか」といった知識や食事のマナーを学び、健康につながる食習慣を身に着けるのだと説明した。

 中国でも「栄養昼食」という栄養バランスの取れた食事を学校で提供する取り組みが始まっているが、まだ家庭にまで浸透しておらず、日本のような「食育」の取り組みは始まっていない。もちろん、栄養バランスの取れた食事を提供するのは大切なことだが、現在中国が力を入れている「子どもの素質を向上させる教育」では、日本の学校給食から学ぶ必要があると主張した。

 中国には誇れる歴史ある食文化があるものの、その食文化を教育につなげることができていないだけに、食を教育につなげる給食制度がすでに存在する日本の様子を見て「日本と中国の距離の差に驚きを隠せないと」と嘆いている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)