近年経済力をつけ、科学技術分野でも力を付けてきた中国は、日本をたびたび「ライバル」視している。高速鉄道の輸出などが顕著な例だろう。しかし、中国メディアの今日頭条は16日、日本に3年間の留学経験がある中国人による、「日本は中国を全くライバルだと思っていない」とする記事を掲載した。

 記事の中国人筆者は、日本での生活を通して、日中はライバル関係などではなく、むしろ、「深いため息をつきたくなるほど格差が大きすぎる」と実感したとし、そう言える理由を指摘している。

 まず、中国にはライバルとして見られるほどの「能力」がないと指摘。日本の視界に入っているのは西洋だけで、日本は自国を西洋国家の一部だとさえ思っていると主張した。続いて指摘した点は、「技術」面での格差だ。日本企業を見学した経験などから、日本は技術・効率ともに進んでおり、「満の時代や清の末期、戦時中よりも格差は広がっている」と感じているそうだ。

 さらに、中国人は「地面に足が付いていない」と指摘。仕事が細かくて計画性がある日本の研究者と比べると、研究機関における効率の格差は100倍どころではないと大げさな表現で伝えている。続いては「公共機関の意識」の違いで、日本では政府機関などでも「中国のホテル並み」に対応が良いと指摘。常に偉そうな態度の中国とは大きく異なっていると言えるだろう。

 さらに、トップまでまじめに働く日本企業と違って国の補助に頼り、浪費の多い中国国有企業、規律面での子どもたちの格差、最後には教師の質の違いを指摘。これほど日中間の格差が明白なのに、未だにそれを理解していない中国の若者が多いことを嘆き、「彼らが気の毒になる」としている。筆者は結びに、日中間の格差を直視し、なぜこの格差が開いたのかを考えるように勧めている。

 筆者が主張するように日本が中国をライバル視するに値しないとまで思っているかどうかは疑問だが、相手の優れているところを認めてその理由を分析することは、誰にとっても成長に不可欠なのは事実だろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)