日本のトヨタ生産方式は世界的に有名で称賛を受けている。中国メディアの快資訊は15日、この生産方式のおかげで日本の製造業は「平凡から偉大に」なったとする記事を掲載した。

 リーン生産とも呼ばれるこのトヨタ方式は、日本の製造業を変えたと言っても過言ではない。トヨタは、戦後の市場ニーズが変化したことに合わせて、多品種少量かつ高品質低コストの生産方式を模索したと説明。日本と米国とは家族の概念が異なり、多国籍社会でもなく、市場規模も違っており「社会文化の背景が全く異なる」と記事は分析し、米国の流れ作業を日本にそのまま導入しても成功するわけがなかったとしている。

 トヨタが目を付けたのは、プロセス管理を徹底して効率化する生産方式だ。「ジャスト・イン・タイム」で時間の無駄を省き、「自働化」により作られる部品をすべて良い品にするというこの2点で成功したと紹介した。記事は、「自動化と自働化は違う」と指摘。日本は戦後、米国からオートメーション化のため設備を購入したが、1台の機械に作業員が1人付かなければならず、これは「愚かの極」だとトヨタは考えたという。機械そのものに異常を判断する機能を組み込む「自働化」を実現させたことで、問題の根本原因を見つけ出し品質の問題を取り除くことに成功したと伝えた。

 このようにして日本の自動車工業は米国をしのぎ、生産台数は1300万台、世界の自動車の総数の30%以上になったと記事は紹介。ここには日本の管理思想が表れているという。技術や物流を改善して生産量を増やし、無駄な労働力を減らし、資源を有効利用し、コストを削減し質を向上させ、「投資は最小限に生産は最大に」なったと感心している。

 このトヨタ方式は西洋諸国でも評価が高く、中国で成功している企業のなかにもこの方式を取り入れて管理を学び成功した企業は少なくない。中国の製造業ではよく「管理」が不足していると言われる。トヨタ方式はこれからも中国を含む多くの企業が学ぶ手本となるに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)