香港リーグの傑志FCでプレーするFW中村祐人選手が自身のフェイスブック上で、中国国籍を取得したことを発表した。これに対し、中国メディアの今日頭条はこのほど、中村選手のフェイスブックには日中のネットユーザーから祝福のコメントが寄せられたと伝え、その理由について考察している。

 中村選手は千葉県出身で、Jリーグ浦和レッズの中村修三GMの長男だ。2009年に香港のチームに加入し、18年からは同じく香港の傑志FCでプレーしている。

 記事は、中村選手が「ついに香港人になった」とフェイスブックに書き込み、「香港サッカーの更なる発展のために全力で戦っていきます」と決意を述べたことを紹介。日本と中国には歴史問題などの矛盾が存在するものの、中村選手の今回の決断には日中のネットユーザーから祝福の声があがったと紹介した。

 続けて、中国や香港のネットユーザーのコメントとして「中国・香港人になることを歓迎する。われわれは中村選手を支持する」、「夢を追う姿勢はすばらしい」などの意見を紹介。さらに、中国国内で中村選手の中国帰化を歓迎する声が多いのは「中国サッカー代表がこれまでいかに中国人を失望させ続けてきたかを示すものだ」と指摘した。

 近年のサッカー中国代表は低迷が続いており、香港代表も中国代表もワールドカップ出場を逃し続けている。中国ネット上で中村選手の帰化を歓迎する声があがったのは、中村選手の帰化が香港のサッカー、ひいては中国のサッカーの強化につながることを期待したいという気持ちもあったものと推測される。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)