中国メディア・東方網は15日、自動車の技術という点で言えば、日本は欧州よりも少なくとも10年はリードしているとする記事を掲載した。

 記事は、「実際、ここ数年日系車のパフォーマンスは低調なのだが、技術分野で見せている急成長の態勢は、世界の自動車産業の発展全体をけん引している。欧州人は現在、技術の進歩という部分で日本人より後れを取っている。それは、1990年代から始まっているのだ」とした。

 そのうえで、1990年代に世界の自動車産業が地球温暖化の問題に直面し始め、2000年以降には各国政府が温暖化ガスの排出制限を割り当てる状況の中で、日本人は黙々とハイブリッド技術を開発し、97年には世界初のハイブリッド車であるプリウスを世に送り出したと紹介した。
 
 また、日本は自然吸気エンジン分野においてもアトキンソンサイクルの採用によって大きな発展を遂げ、燃料噴射技術、バルブ技術、シリンダー内摩擦の技術でも進歩を実現したと伝えている。 

 さらに、これまで高級志向、高コスト路線を走ってきた欧州の自動車企業が近年モジュール化生産体制によって製造コストを大幅に引き下げる取り組みをしていることについて「この動きは、欧州人が日本人の低コスト能力に近づこうとし始めたことを意味する」とする一方で、トヨタを代表する日系メーカーはムダを省くリーン生産体制をさらに昇華させ、既存の開発方式や組織体制を打破し始めていると指摘。「この角度から見て、日本人はやはりその先を行っているのだ」と評した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)