中国メディア・東方網は15日、「中国のサラリーマン、日本のサラリーマン、一体どっちがキツイのか」とする記事を掲載した。

 記事はまず、近年日本に出現した「社畜」という言葉を紹介。日本のサラリーマンを専門的に形容する言葉で、その字面をひと目見れば大変だということがすぐにわかるとした。そして、何事もまじめに厳しく進める日本では、職場においてなおのこと守るべき多くのルールが存在するのだと伝えた。

 そのうえで、中国人から見て日本の職場が「キツイ」と感じるポイントをいくつか挙げた。まずは、「電話がなったら最初のコールで出なければならない。われわれの習慣では、仕事の電話は2回コールしてから出るが、日本の事務机にある電話がなった時には高速で出て相手を待たせないようにしなければならない。また、電話での会話であっても笑顔で対応する必要があるのだ」としている。

 続いては、印鑑を用いた紙ベースの決裁システムについて言及。「日本の仕事に対する厳しさは、知らず知らずのうちに時間の遅延を招く。特に各種の文書作業がそうだ。日本のオフィスにおける文書決裁は往々にして持久戦になり、決裁で必要な小さな印鑑が大きな役割を果たしているのだ」と解説した。

 また、日本の職場では上下関係が厳しく、先に入社した先輩に対して十分な経緯を払う必要があるほか、エレベーターに乗る際には上司を先に乗せる、仕事帰りに先輩から上司に誘われれば断れないといったルールがあるとしている。

 そして、最後に紹介したのは、残業地獄だ。「日本人の残業はクレイジーと言え、毎月100時間残業するというのも少なくない。みんなが残業時間の長さを競い合ったりさえする。休暇などという概念は存在しないのだ」と伝えた。

 傍から見ると実に面倒だと思うシステムでも、長い期間のうちに慣れてしまったり、「そういうものだ」と思ってしまったりすると、変えようという意識が薄れてしまうのが恐ろしいところである。しかし、今後の人手不足により日本国内の職場も国際化がさらに進むのであれば、旧態依然とした非合理的な習慣はぞくぞくと改められることになるかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)