海外から日本に留学する学生は、国別にみると中国が最も多く、全体の約4割を占めている。しかし、両親にとっては子どもの帰国後の就職問題が非常に心配だという。中国メディアの今日頭条は12日、日本留学が将来の就活に有利になると言える4つの理由を紹介する記事を掲載した。

 両親が心配するのももっともなことだと言えるだろう。留学先が日本の場合、英語圏への留学経験者と比べて就職先が限られてくるからだ。大金をはたいて子どもを留学させるなら、就職にも有利になってほしいと願うのは理解できることだ。しかし、記事によると、日本への留学が就職に有利に働くかどうかはあくまでもケースバイケースだというが、有利になると言える4つの点を紹介している。

 1つ目には「日本語のできる人材は需要が大きい」ことだ。日本は少子高齢化が進んで労働力が不足している。そのうえ日本企業は海外に目を向けているので、中国国内で働きながら日本円で給料がもらえるケースもあると紹介した。2つ目は、自分が「将来性」のある人材になれること。多くの中国人留学生はアルバイトをするが、そのおかげで日本社会を知り人脈を広げ、自身の自立にも役立ち、ひいては、就活にも有利になるという。

 3つ目としては、「日本の環境」をよりよく知ることができることを指摘。最後には「中国政府の補助」で、帰国子女には北京や上海など大都市における戸籍の問題や保険の補助など、有利な条件を提示しているとしている。

 英語と比べれば日本語のできる人材の就活には不安があるようだが、有利な点もあるようだ。しかし、記事に対するコメント欄では、そもそもの問題として日本に留学した人が「中国に帰ってくるのか」という疑問が提示されている。「息子が3年で帰ると言ったのに帰国するどころか日本で家を買った」という親の悲痛なコメントも見られる。きっと日本での生活が気に入ってしまったのだろう。子どもを日本に留学させる親は、帰国後の就活もそうだが、そもそも帰ってきてくれるかという心配をしたほうが良いのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)