近年、中国でもマラソンをしている人の姿を目にする。その目的は様々で、体の健康を維持するためであったり、マラソン大会に出場するためのトレーニングだったりするわけだが、世界的に見てみると中国はマラソンの強い国ではなく、世界で優れた成績を収めることができる選手も少ないのが現状だ。

 中国メディアの捜狐は8日、「日本人がマラソンで世界トップ水準の成績を残すことができるのはなぜなのか」と問いかける記事を掲載し、中国のマラソン競技の発展に必要なことについて考察している。

 記事はまず、日本時間10月7日にアメリカ合衆国イリノイ州シカゴで開催されたシカゴマラソンで、日本人選手の大迫傑選手が2時間05分50秒で3位に入賞したことを紹介。さらに、2月に開催された東京マラソンでは設楽悠太選手が第2位、4月に開催されたボストンマラソンでは川内優輝選手が優勝したことを挙げ、日本のマラソン選手は非常に強いと指摘した。

 一方、中国人男子の今季のマラソン記録は李子成選手の2時間15分55秒で、日本人のトップ選手との差は非常に大きいと主張した。では、日本のマラソン競技が強い要因はどこにあるのだろうか。

 記事は、日本では小学校でマラソンの授業があることや、学校でマラソン大会が行われるなど、子どもの頃から持久力の基礎が形成されていると主張。また、中国では様々な場所で卓球台を見ることができ、実際に卓球が強いのと同じように、日本では学校や公園などで長距離走の練習を行うための施設が充実していることを挙げ、これが日本のマラソンが強い理由であると紹介している。

 他にも記事は、2020年に開催される東京オリンピックも大きく関係していると主張している。中国でも08年に開催された北京オリンピックの際、国の支援を受けてマラソンの記録も伸びていったことを紹介し、置かれた環境が結果に大きな影響を与えると分析している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)