経済成長が続く中国の世界に与える影響力は拡大を続けており、中国人自身としても自国が他国からどのように評価されているかは非常に気になるところのようだ。中国メディアの捜狐は12日、天才物理学者として知られるアルベルト・アインシュタインがアジアを旅行した際における「日本と中国に対して述べた評価」について紹介する記事を掲載した。

 アインシュタインは1920年代に日本や中国などを訪問し、その日記が今も残されている。記事は、日記に記されたアインシュタインの日中に対する評価を見ると、「日本については賛辞ばかりだが、中国については批判しか述べていない」と指摘した。それゆえ、「もしやアインシュタインは人種の違いに対して偏見を抱いていたのか」、また、「アインシュタインの評価に世界の人々は同意していたのか」と問いかけた。

 続けて、アインシュタインは日本人に対し「品行方正で驕らず、人を引き付ける部分がある」とし、「敬愛すべき国」などと多くの賛辞を記していると紹介。一方、アインシュタインは中国人に対し、個人的な見識ではあるが「勤勉だが不潔で愚鈍」というレッテルを張ったと紹介し、「現代の中国人にとって受け入れがたい評価だが、1923年当時の中国を客観的に映し出していた」と主張した。

 なぜなら、当時の中国は混乱と殺戮の時代で、人々は生きるのに精一杯だったからだと主張し、それゆえアインシュタインの見識は、過激で偏見があるように感じられるが、当時の西欧諸国からの中国の評価を表しているとも言えることを指摘した。

 さらに記事は、日本は明治維新後に世界の列強となったように、第2次世界大戦で焼け野原になりながらも、わずか40年ほどで世界第2位の経済大国となり、アインシュタインの評価が大きく間違っていないことを証明したと主張。中国も今では世界第2位の経済強国となったと指摘する一方、「アインシュタインの中国人に対する評価は今でも一部の中国人に当てはまるものだ」と主張し、200年前の中国は「眠れる獅子と呼ばれていたが、いまだ目を覚ましていない」と主張、中国はさらなる勃興に向けて努力する必要があることを強調している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)