民間非営利法人「言論NPO」が12日までにまとめた日中両国の相互理解に関する共同世論調査によると、中国人の対日感情が大幅に改善されたという。これは、訪日中国人の増加によるところも大きいと思われ、実際にその土地を訪問して自分で見聞きすることの重要性を教えてくれる。

 旅行者以外にも、中国からは日本の学校や企業などへの視察団も多数訪れているが、中国メディアの捜狐は10日、日本への視察を勧める記事を掲載した。「名実ともに本物の匠の精神を見ることができるため」だという。

 記事はまず、高齢化社会である日本が進んでいる分野として「高齢者向けの施設」を紹介。施設建設において日本企業は注意深く設計しているそうだ。部屋や生活用品の設計、食事、社員教育などすべてが高齢者向けになっていて、専門の業者もいると紹介している。記事によると、日本は「定年後に住むのに適している国」ランキングでアジア唯一のトップ10入りを果たしているという。高齢者向け施設を中心に、日本では高齢者向け市場が1つの産業になっていると紹介した。

 また、日本には「細部にわたる管理」が至る所に見られ、驚かされるという。日本に行ったことがある人は皆、日本には秩序があって環境も良く、静かで時間をよく守るなどの感想を口にするが、これらは皆、「極限まで管理が良くできているためだ」と分析した。日本は資源の少ない国であるため輸入に頼らざるを得なかったが、そのぶん技術密集型で材料の無駄を省く質の高い製造業が発達したとしている。現在、多くの中国の起業家が視察に訪れるのも、この「名実ともに誇れる匠の精神」から学ぶためだという。

 これまでは訪日中国人による爆買いが大きく注目されたが、最近ではすっかり鳴りを潜め、体験型の旅行や医療ツーリズムなどに人気が集まるようになったと言われる。これに加えて今後は、向上心のある企業家らによる視察ツアーも増えていくのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)