中国ではタクシーの乗車料金は比較的安いうえ、スマートフォンアプリを通じて簡単に配車サービスを受けることができるため、気軽に利用することができる存在となっている。しかし、日本ではタクシー料金は決して安くはなく、訪日中国人旅行客の間でも「日本はタクシー料金が高いから、利用しない方が良い」というのが共通認識となっているほどだ。

 中国メディアの汽車頭条は10日、日本は世界で見てもタクシーの乗車料金が最も高い国の1つであると指摘する一方、その料金の高さにはれっきとした理由があるのだと伝えている。

 記事は、日本のタクシーは2キロメートルほど乗るだけでも中国人からすれば「非常に高額」な料金になってしまうとし、「特別な理由がない限りは、タクシーは乗らない方が良い」と主張。日本と中国では物価が違うものの、日本のタクシーの2キロメートルほどの乗車料金で「中国では35キロメートルほど乗ることができる」と紹介し、東京・新宿から成田空港までタクシーで移動する場合の料金は、東京から上海までの航空チケット料金より高いと論じた。

 続けて、日本のタクシー料金が高い理由は主に「車両のメンテナンス費が高い」、「人件費が高い」、「国の政策」の3点が挙げられると指摘。たとえば、日本のタクシー会社は乗客の安全のために定期的な点検を行い、快適なサービスを提供するために毎日清掃を行っていると紹介し、これが乗車料金の高さに反映されていると指摘した。そのほか、日本ではタクシー料金の値下げ競争などでサービスの質の低下を防ぐために、料金は「適正な原価に適正な利益を加えた金額」とすることを国が定めていると紹介し、これも日本のタクシー料金が高額である理由だと論じた。

 記事は、日本のタクシー料金は確かに中国人からすれば「非常に高額」に映ると指摘する一方、サービスの質は高く、車内はいつも衛生的であるとし、理由もなく高額なのではなく、高いには高いだけの理由があるのも事実だと主張した。

 中国で普及している配車サービスは非常に便利である一方で、乗客が運転手によって殺害される事件など、トラブルも存在するのが現状だ。日本のタクシー料金は確かに中国の配車サービスを利用した時の金額よりも高額かもしれないが、安心して快適に移動できるのも事実と言える。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)