中国メディアの今日頭条は8日、JR東日本が新幹線試験車両「E956(ALFA-X)」のデザインと設計概要を発表したことを受け、「日本の新幹線はなぜこんなにノーズが長いのか」と驚きとともに紹介する記事を掲載した。

 JR東日本がこのほど発表した新幹線の試験車両「ALFA-X」は車両の先端に当たる1号車と10号車の先頭長がそれぞれ16メートルと22メートルになり、従来より更に長くなった。これに対し、記事は「驚異のロングノーズ」と驚きを露わにし、「高速鉄道の数だけ、それぞれに個性がある」と論じた。

 記事は、この特徴的なデザインの優れている点について、「空気抵抗を少なくできるうえ、振動を減らし、騒音を抑えることにもつながる」と紹介。一方で、「長い先頭長により、座席数が少なくなる」ことが欠点だと指摘した。そしてこれは、より多くの乗客を運ぶという面からすると「巨大な浪費となる」と主張した。

 新型新幹線に見られるロングノーズの利点は中国も理解しているようだが、記事は「座席数を減らすという重大な欠点を持つゆえに、中国高速鉄道はこの方法を採用していない」と主張した。

 また他に、新幹線がロングノーズを採用する要因として「トンネルの断面積が大きく係わっている」と指摘した。中国高速鉄道のトンネルの断面積は100平米であるのに対し、東北新幹線のトンネルはそれより小さいため、新幹線は小さな断面積のトンネルに高速で突入する際に生じる圧力波の問題を解決しなければならず、それと引き換えに座席数を犠牲にしたのだと主張した。

 次世代新幹線「ALFA-X」のデザインは、「日本の路線事情から採用された形」と主張しつつも、「新幹線が改良を追求し続ける精神は学ぶ価値がある」と賛辞を送った。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)