ここ最近の日本のスポーツ界の躍進には目を見張るものがある。東京五輪の前哨戦と言われた今年のアジア競技大会でも、日本はメダル数で中国に次ぐ2位となったが、これに中国は警戒感を抱いたようだ。中国メディアの捜狐は9日、「日本のスポーツ界はなぜこれほど猛進しているのか」と題した記事を掲載した。「真実を知ると警戒するに値することが分かる」という。

 記事は、「教育は最も安価な国防」をモットーに台頭してきた日本は、現在ではスポーツ分野でも中国に追いつき、追い越そうとしていると主張。これは、幼児教育からも分かるという。記事はある幼稚園での体操の授業を紹介。園児が1人ずつ教師の前でマット体操の技を披露している。ブリッジした子どもの上に子どもが立つなどしているが、記事の中国人筆者は、これを中国でやったら「親の雷が落ちる」ほどの怒りを買うはずだと驚いている。

 また、今年行われたアジア競技大会のメダル数からも、「日本が中国を狙っている」のは明らかだと主張。日本は75個の金メダルを獲得し、韓国を抜いて2位となった。中国との差も57個にまで縮めている。筆者は、日本勢が「急に強くなった」ことに驚きを見せている。

 なかでも競泳は躍進が目覚ましく、金メダルは中国と同数の19個、総数では中国を超えたため中国人に衝撃を与えたようだ。前大会で日本は競泳の金メダル数で中国に倍近くの差を付けられていただけに、この成長ぶりには警戒を感じているのだろう。他にも、グランドスラムを制したテニス、中国の強豪を下した卓球。ロシアワールドカップでベスト16入りした日本サッカーなどを挙げ、日本がスポーツでいかに強くなったかを強調した。

 では、なぜ日本のスポーツ界はこれほどの成長を見せているのだろうか。記事は、「東京五輪を視野に入れている」と主張。あり得ないと感じられた金メダル30個という目標にも、可能性が見えてきたとし、日本はメダルのためにはどんな犠牲も惜しまない国だと、読者に警戒を呼び掛けている。

 記事の中国人筆者にとっては、アジア競技大会で日本勢の残した結果がよほど衝撃的だったようで、中国にとっては強敵だと映ったようだ。2020年の東京五輪では、日本と中国とのし烈な戦いが繰り広げられるに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)