中国メディア・東方網は11日、築地から移転してきた東京中央卸売市場豊洲市場が営業を開始したものの、観光客にとっては以前に比べて魅了に欠ける可能性があることを報じた。

 記事は、「築地市場が豊洲に移転し、ついに11日に営業を開始し、13日には一般向けの公開も始まる。日本旅行を好む人にとっては、移転した市場で改めて観光やグルメの魅力を模索することになる。現地の業者は新たな施設に期待を抱く一方で適応できるかどうかの不安も抱えているほか、場内市場の魅力が褪せたと感じる人もいるようだ」と伝えている。

 そして、旧築地市場内にあった38の飲食店は全て豊洲の新市場に移転し、早朝から長蛇の列ができることで有名な寿司大は水産卸売棟の3階に移転し、卵焼きを売る丸武、大定は雑貨店が多く入る同棟4階に入居したと紹介。その他の名店も青果棟や管理棟などに分散して店を構えていることを説明した。

 また、これまで「築地名物」として外国人観光客に高い人気だったマグロなどのセリについても「ちょっと変化が起きた」とし、衛生上の理由から従来のように目の前で競りを見ることができなくなり、「見学階」からガラスを隔ててみることになると指摘。さらに、マグロの競りに関しては来年1月15日まで待たないと見ることができないとしている。

 営業が始まったばかりということで、市場関係者や場内の飲食店もまだ勝手が分からない部分が少なくなさそうだ。そんな影響もあるのか、記事は「場内の老舗店を訪れたある常連客は、移転後の味が移転前よりおいしくないとこぼした」と伝えている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)