中国では朝に買い物する人が多く見られる。「菜市場」と呼ばれる日本の朝市のような場所では新鮮な肉や野菜、海鮮類が販売され、多くの人で毎朝賑わいを見せている。しかし、お世辞にもきれいとは言い難い場所でもある。中国メディアの捜狐は7日、日本の3大市場を見ると、「市場に対する固定概念がひっくり返る」とする記事を掲載した。

 中国でも有名な日本の市場といえばやはり築地市場だろう。先日惜しまれつつも最後の競りが行われ83年の歴史に幕を閉じたが、記事によると、毎年ここを何百万人もの観光客が訪れていて、その多くが中国人だったと紹介した。築地は移設問題が長引いてきたが、日本の首都・東京にある歴史ある市場であることや、島国ならではの新鮮な海鮮、中国とはまた一味違う活気あふれる雰囲気が中国人を引き寄せたのかもしれない。そして何よりも、記事によると「とにかくきれい」なのが特徴だという。

 記事の中国人筆者は、「汚水が流れていて異臭がするのは市場の特徴だと思い込んできたが、そうではなかったようだ」と、カルチャーショックを受けたことを伝えている。日本の市場は「全く汚くもごちゃごちゃしてもいなかった」からだ。

 記事は続けて、「黒門市場と錦市場」にも言及。市場というイメージはなく、むしろアーケードのある商店街だと紹介しながらも、これはこれで「おいしいものがたくさんあり、食べ歩きできる」美食の宝庫だと絶賛している。それもそのはず、この2つの市場はそれぞれ、大阪の台所、京都の台所と言われている。中国の市場は、食材を購入する場所であって食べ歩きするところではなく、豆乳や油条などの朝食がある程度だ。記事は、桜の時期には桜関連のおいしいものが多く出回るなど、この2つの市場には日本ならではの美食が詰まっていると紹介している。

 「清潔さと美食」の2つで中国人観光客を満足させている日本の3大市場。良い意味で、「市場のイメージをひっくり返す」ことで、中国人にとって魅力的な観光地になっているようだ。築地市場は豊洲へ移転したが、さらに清潔になったことは間違いなく、引き続き中国人に人気の観光地となるに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)