仕事や留学のほか、観光で日本を訪れる中国人の増加は、地元の日本人コミュニティにも少なからぬ影響を与えている。中国メディアの今日頭条はこのほど、日本の街中に掲示される、中国語で書かれた注意書きを見ると「日本での中国人に対する評価に、気まずい思いをさせられる」と論じる記事を掲載した。

 仕事や留学の為に日本に住む外国人を国籍別に見てみると、最も多いのは中国人だ。中国人が多く生活している地域では、トラブルを減らすために「中国語で騒音を出さないよう呼びかける注意書き」が掲示されているそうだ。たとえば、幼稚園の門には「ここで立ち話をしないように」、また公園には「夜8時以降はできるだけ大声で騒がないように」などと掲示されているという。

 記事は、こうした注意書きについて、「日本人が悪意を持って書いたものではなく、生活習慣の違いから生じる見方の違いや、日本人には同意できない中国人の振る舞いを注意しただけ」であると説明した。そして、実際にこうした注意喚起によって、そこで生活する中国人は地元の日本人と上手く付き合うことができていると指摘した。

 しかし、「問題が上手く回避できている良い例ばかりではない」という。例えば、中国人オーナーが無許可で営業する「違法民泊」を挙げ、こうした民泊のマンションは住宅街に位置するため、「宿泊する中国人観光客の出す騒音や、ゴミの処理について地元住民との間にトラブルが起きている」と説明した。他にも、空港付近で中国人ドライバーが無許可で営業する「白タク」も問題となっており、政府によって厳しい取り締まりがされるようになったことを指摘した。

 確かに、中国人からすれば、中国語で書かれた注意書きはあたかも「自分のマナーの悪さを指摘されているようで、気分が悪くなる」が、やはり日本を訪れたり、日本で暮らすからには「地元の文化や習慣を尊重するべきだ」と主張、日本人の指摘を真摯に受け止めるようにと促した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)