経済的なゆとりが出るとともに健康への関心が急速に高まっている中国。特に富裕層には日本への医療ツーリズムが人気になっているという。中国でも大都市の病院では最新の設備も整っているのに、なぜわざわざ日本まで来るのだろうか。中国メディアの捜狐は7日、日本への医療ツーリズムが中国人に人気である理由について分析する記事を掲載した。

 記事によると、日本の病院に行く中国人には精密検査が特に人気で、がんなどの治療のために訪日する中国人もいるようだ。日本を「中国に最も近い医療先進国」と称し、日本へ医療ツーリズムに行く8つの理由を列挙している。

 1つ目は、日本で「最先端の医療が受けられる」からだ。医療水準も仕事に対する姿勢も日本は世界一で、がんなどの重い病気の設備数でも世界トップだと紹介した。2つ目は「費用が安い」こと。先進国のなかでは最も安く、日本では500万円で済む手術が、米国では10倍くらいかかってしまうという。3つ目は中国沿岸部から2、3時間で行ける「距離の近さ」、4番目と5番目にはそれぞれ本人と同行者の「ビザ」が比較的簡単に取れることを挙げた。

 6つ目には、「文化が近く」、漢字が分かるので便利で、病院食も美味しいと紹介。7つ目は「治安の良さ」で、夜でも公共の乗り物に乗って気軽に出かけられると紹介した。そして最後には、きれいで静かで居心地の良い「サービスの高さ」をあげた。

 日本も海外からの医療ツーリズムに力を入れるようになっているが、成長の余地はまだまだあるようだ。メディカルツーリズム協会の調査によると、外国人患者の出身国では中国が最も多いものの、医療機関で診察を行った平均外国人比率はほんの約1%だったという。しかし、中国人の間で日本への医療ツーリズムが人気になるにつれ、この割合も増えていくに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)