中国メディアの捜狐は3日、日本を訪れる中国人観光客達が気づいた「中国では普及しているのに、日本ではまったく見られない乗り物」について紹介する記事を掲載した。

 中国が自転車で溢れかえっていた時代はすでに過ぎ去り、現在の中国で気軽な移動手段となっている乗り物は「電動自転車」だ。あくまでも自転車である日本の電動自転車と異なり、中国の電動自転車は見た目は原動付きスクーターのようで、漕がずとも進むタイプが一般的だ。

 しかも、市場には速度のリミッターを解除していて、時速40ー60キロほどで走行できるものもある。ラッシュ時には送迎のために子どもを乗せる保護者や、自分で運転する中高生、そこに社会人も加わって、道路は電動自転車で溢れかえる。都市によっては電動自転車があまりに増加したため、渋滞緩和のために規制している区域もあるほどだ。

 それゆえ中国人が日本を訪れると、街中で中国のような電動自転車を見かけないことに驚きを示し、中国でこれほど普及している電動自転車が日本では見られないことについて、「中国では電動自転車に免許が不要で誰でも乗れるから、事故も多く発生している。日本は安全性の観点から乗る人が少ないのではないか」と主張した。

 日本の電動自転車は正確に言えば「電動アシスト自転車」であり、あくまでも乗り手がペダルを漕ぐ必要があるものだ。一方、中国の電動自転車は電動バイクと呼んでも差し支えないもので、まったく漕がなくても進むフル電動タイプだ。これを免許を取得せずに乗るのだから、事故が起きないわけがない。日本ではフル電動タイプの電動自転車はあくまでも原動機付自転車として扱われ、公道を走るには免許を取得することが必要だ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)