中国人旅行客の多くは、日本の街中はどこも清潔に保たれ、ごみが散乱している光景が見られないことに驚くという。中国メディアの今日頭条は3日、中国人旅行客が日本で当惑することとして、「街中にごみ箱がほとんど無くて、どこにごみを捨てたら良いか分からない」と指摘する記事を掲載した。

 中国の街中には広い道路に沿って公共のごみ箱が数多く設置されている。また、道路の清掃員が毎日掃除をし、ごみ箱のごみを回収するのが日常の光景だ。それゆえ、中国人の感覚としては、公共の場所をきれいに保つのは清掃員の仕事で、路上にごみを捨てることに抵抗を感じないようだ。

 日本を旅行する中国人のなかには「日本のマナーを守ること」を意識し、ポイ捨てをせずにごみ箱を探す人も多いようだが、いくら探しても日本では街中にごみ箱が見当たらないことに当惑するという。そして、「日本の街中にはごみ箱も無いし、清掃員の姿も見られなのに、どのようにして街をきれいに保っているのか」と疑問を感じるらしい。

 記事は、中国人にはない日本人の習慣を説明し、「歩きながらの飲食や、歩き煙草をしない」とし、ゆえに必然的にポイ捨てされるごみも出ないと指摘した。また、外出時に出た「小さなごみは自分の鞄の中に入れて持ち帰る」と紹介したほか、「コンビニにあるごみ箱はコンビニで購入した商品から出たごみを捨てるために設置されたものだ」と説明し、だから日本では中国のように街中にごみ箱を大量に設置する必要がないのだと伝えた。

 こうした説明を知らなければ、中国人の多くはごみ箱が無いから仕方がないとポイ捨てしたり、またはごみ箱があれば何でも捨てて良いと認識してしまうだろう。中国人旅行客はマナーについて批判されることがあるが、その背後には日本と中国の習慣や制度の違いが存在すると言えるのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)