店頭に並ぶ日本の農産物は、色つやがよく、粒ぞろいで見た目にも美しく、そのうえおいしい。日本の農産物の品質が高いのは、農業システムが完成されているためだという。中国メディアの今日頭条はこのほど、「日本の農業管理システムは恐ろしい」と題する記事を掲載した。
 
 記事は、日本と中国とでは販売方法からして違うと紹介。中国では山になっているものを自分で袋詰めするが、日本ではきれいに包装されているものが並んでいると感心している。例えば、白菜の場合は箱でも買えて、1個でも半分でも4分の1の量でも、客が必要な分だけ購入できるように様々な大きさでそれぞれきれいに包装されている。カットしてある野菜や果物は当日中に売り切るの基本で衛生的だ。袋ごとに商品名と産地、生産者名が記載されていて、泥も葉も付いていないきれいな状態で販売していると称賛している。

 日本の小売店では、中国と違ってどこで購入しても質の高い農産物が安定的に手に入るが、その理由について記事は、日本の農業は米以外自由化されていて、農業従事者の自由度が高いためだと分析。「美と質への追求がすごい」と紹介している。日本では土を使わない栽培や、いちごやトマトなどで温室栽培が多いため、きれいな農産物を作ることができる。

 また、日本の農家の品質に対するこだわりも関係しているという。梨園では大きくておいしい梨を作るため、棚を作って枝をひもで結わえていると紹介。枝を四方に広げて空間を最大限に利用し、太陽の光を多く当てるためだ。さらに、日本の農家は通常1種類か2種類しか農産物を作らず「工場式」でもあると紹介。それぞれの農家が小さな「農業企業」として機能していて、多くの農家が自分の機械と自分の倉庫を持ち、耕地も大切にしていると中国との違いを強調した。さらに生産する作物の種類によって肥料を変えているので土壌の質も良いとしている。

 きれいで味も良い日本の農産物は、農業従事者の努力のたまものということができそうだ。中国では、大きくてきれいで甘い産物を作るために、薬を注射したりする行為が今でも報じられている。中国の農家も、安易な手段ではなく日本の農家を見習って「農産物の美と質を追及」する姿勢を学んだらどうだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)