旅行サイトのエクスペディア・ジャパンによると、2017年に日本人に人気だった海外旅行先トップ3は、1位から順にソウル、台北、バンコクだったそうだ。特に台湾は親日でもあり、距離の近さとLCCの多さから気軽に行ける旅行先となっているのは間違いないだろう。台湾は交通も発達していて移動も便利である。中国メディアの馬蜂窩はこのほど、台湾の鉄道について紹介する記事を掲載した。高速鉄道と台湾鉄道の違いと使い分けについて紹介している。

 台湾の高速鉄道は、車両に日本の新幹線技術が採用されたことで日本人にはなじみが深い。一方の台湾鉄道は、一般的には台鉄と呼ばれる台湾の国有鉄道だ。記事はまず、台鉄について「ほとんどすべての主要都市を網羅していて便利だ」と紹介。台湾本島の外側を一周するように線路が敷設されているのが特徴だ。自強号、莒光号、復興号、区間車があると紹介しているが、それぞれ日本の特急列車、準特急、急行、普通列車に相当するようだ。

 記事は次いで、日本の新幹線の技術が採用された高速鉄道を紹介。最高速度は時速300キロで、台北から高雄までわずか1時間半で移動することができるとその速さを紹介した。12両編成でビジネスクラスと普通席があり、1等席はシートが2列+2列だが、2等席は2列+3列になっている。このほか、バリアフリーの車両もあるとしている。

 台湾鉄道と高速鉄道の違いは、速度のほかに「乗車料金と停車駅」の違いがあると言えるだろう。台湾鉄道は非常にゆっくりで停車駅も多いが、高速鉄道は日本の新幹線や中国の高速鉄道と同じく速く移動できるのが特徴だ。時間の節約になるが、行ける都市が少なく、乗車料金も高いとしている。台北から高雄まで台鉄だと800台湾ドル(約3000円)で行けるが5時間かかるところを、高速鉄道の場合は1時間半で移動できるが1490台湾ドル(約5500円)かかると具体例を示している。

 民進党政権になってから中国人の団体旅行は減少したと言われる台湾では、日本人旅行客や東南アジアからの旅行客の呼び込みに力を入れている。台湾鉄道は、山間部から海岸を走る路線とさまざまな趣の異なる路線があって、日本に多くいる鉄道ファンにとって非常に魅力的なところと言える。旅行の目的に応じて高速鉄道と台鉄を使い分けながら、親日の台湾で旅行を楽しんでみるのはどうだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)