中国メディア・東方網は3日、「日本の科学技術レベルは高いが、中国は相対的に2つの強みを持っている」とする記事を掲載した。その「強み」とは、これから技術力や競争力をさらに高めていくうえでの外的な要因のようだ。

 記事は、今年のノーベル生理学・医学賞に日本人の本庶佑氏が選ばれたことで、2000年以降ですでに日本から18人のノーベル賞受賞者が輩出されており、日本政府が01年に打ち出した「50年で30人のノーベル賞受賞」の計画がすでに半分実現したと紹介した。

 そのうえで「日本には長期にわたって特定分野の研究開発を進めてきた企業が大量に存在する。それゆえ、アジアはもちろん欧米諸国にも引けを取らない強い技術的な蓄積を持つに至った。ある人の統計では、日本は半導体、光学、高精度の工作機械、材料、スーパーコンピューター、工業用ロボットを含む67もの技術分野で世界をリードしているという。また、もし米国による規制がなければ、日本は高性能な戦闘機を開発できただろうし、宇宙航空工業でも非凡な成果を挙げていただろう」と解説している。

 また、近年では中国も科学技術を急発展させており、日本のアドバンテージは徐々に縮小しつつある一方で、「その深さにおいては日本は中国に大きく勝っている」と指摘。新興の技術大国である中国にはなおも稚拙な分野がたくさんあり、特に品質の要求が高い精密加工などの分野においてはまだまだ発展の余地を残しているとした。

 しかしその一方で、20年前からの進歩ぶりを見れば、近い将来中国が日本に比肩し、世界一流の競争力を持つ可能性は大いにあるとし「中国の膨大な規模、そして国際環境も非常に重要な強みになっている」と説明した。

 そして、最後に「もし、日中両国がある程度の部分でタッグを組めば、東アジアの科学や技術のレベルはさらに急速に高まることだろう。これは、決して全く想像できないことではない」とし、今後相互利益の観点に立った日中間の科学技術開発に関する協力が一層盛んになることに期待を寄せた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)