旅行好きの中国人は多く、大型連休のたびに国外旅行に出かける人も少なくない。中国人の国外でのマナーが問題視されるケースも増えているが、中国メディアの捜狐はこのほど、「中国人旅行客はかつての日本人と同じ道のりを歩んでいる」と指摘し、「30年ほど前の日本人はもっと凄まじかった」と主張する記事を掲載した。

 中国人旅行客の姿は今や日本のみならず、欧米でもたくさん見られるようになったが、中国人旅行客が現地でトラブルを起こす事例が増えている。記事によれば、スイスの中央部に位置するルツェルン湖でこのほど、中国人らしき人物の行動が物議を醸したという。

 豊かな自然と美しい街並みを楽しむことのできる落ち着いた雰囲気のルツェルン湖を訪れたアジア人女性客は「白鳥に食べ物を与えないように」という注意札があるにもかかわらず、食べ物を与えていたという。そして、一行の1人が、自分の手から白鳥がくわえ去った物を取り返そうとして、白鳥の口を強引にこじ開けようと試みたそうだ。

 一連の行動は他の観光客に撮影されていたようで、記事は「一行が中国人とは断定できないし、この女性は白鳥を助けようとして、飲み込んだ異物を吐き出さ差せていた可能性もある」としながらも、スイスでは動物愛護の観点から、この一連の行動は強い非難が向けられる結果となったことを紹介。これまでも中国人は似たような行動で批判を集めたことが多々あるだけに、この動画が拡散されることによって、改善されつつあった「中国人のモラルの低さが、再び世界の人々の注目を集めることになってしまった」と嘆いた。

 しかし記事は、バブル当時の日本人の姿を引き合いに出し、「1988年頃のハワイの観光収入の半分は、日本人旅行客によってもたらされ、その消費額は米国人の約5倍にも達した」と指摘し、1990年代の連休時期には「日本人が世界各国の観光地に詰め掛けたため、各国では日本語の注意書きを提示して、日本人に現地のマナーを守るよう喚起し、訓練しなければならなかった」と主張。中国人の爆買いや、現地のマナーを気に留めない姿は「30年前の日本人と同じで、中国人はその足跡をたどっているのだ」と主張した。一方で、現在の日本人は世界から歓迎される観光客であることを指摘し、「中国人も変わることができるはずで、これからの一挙一動によって海外からの尊敬を勝ち得ることができるはずだ」と主張している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)