中国メディア・東方網は3日、日本から学ぶに値する教育理念は明治時代に「1万円札の人物」が作り上げたものだったとする記事を掲載した。

 記事は、「日本や日本人と接触したことのある人の多くは、そのモラルの高さや礼儀正しさに深い印象を覚えたことだろう。日本国民の民度の高さは、教育に対する極度の重視ぶり、早い時期から子どもにモラル教育を行うことによる部分が大きい」とした。

 そのうえで、1万円札の肖像で知られる福沢諭吉が「日本近代教育の父」、「明治時代における教育の偉大な功臣」であり、著述と教育活動に一生を注ぎ、啓蒙的な意義に富んだ教育思想を形成して西洋の資本主義文明を伝え、日本で発展させるうえで、実に大きな役割を果たしたと説明。教育において福沢が特に「独立心」の育成を強調したと伝えている。

 そして、福沢が提唱した教育思想は現代においても「まず『人として』の原則を子どもに教え、礼儀の教育に多くの時間を費やす」、「子どもの独立心や自主性を求め、自分の事は自分でさせる」、「動物の愛護を通じて命の尊さを教えるとともに、好奇心や思考力、豊かな人格を育む」、「勤労や労働の大切さを教える」などといった点で脈々と受け継がれているとした。

 記事は、「早い段階での価値観の形成、人格や習慣の形成は、子どもたちの未来の生活に非常に深い影響を与える。それゆえ、早期の教育はわれわれが想像するよりもはるかに重視されるべきなのだ。知識だけではなく、習慣や人としての生き方を教えるという点で、福沢諭吉の教育理念は中国の子を持つ親が学ぶに値する」と評している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)