中国メディア・東方網は4日、日本の男子バドミントンの桃田賢斗選手が中国で高い人気を得ているとし、その理由について分析する記事を掲載した。

 記事は、「これまでバドミントンは中国選手が世界トップを占めており、スター選手が無数に存在したため、中国のバドミントンファンが日本の選手をひいきにするというようなことは基本的になかった」とこれまでの状況を紹介した。

 そのうえで、「しかし、今は違う。中国選手の成績が低迷し、バドミントン界が停滞気味になるなかで日本の桃田が出現し、バドミントン界に活気が戻ってきた。そこで、ますます多くの中国ファンが桃田を好きになり、支持するようになったのだ」と伝えている。

 そして、桃田選手が中国で大きな支持を集める背景としてまず「どの試合においても素晴らしいプレーを見せてくれる」ことがあると指摘。「桃田の試合はプレーが素晴らしいだけでなく、本人の謙虚さ、知性の高さ、礼儀正しさ、先輩へのリスペクト、最後まで諦めない屈強な戦いぶりも、人びとを心から敬服させているのだ」と解説した。

 さらに重要な点として、桃田選手がカジノ問題で出場停止処分を受けたところから1年をかけて更生し、世界チャンピオンにまで登りつめたことを挙げた。「挫折を味わっても、谷底へ落ちても諦めることなく這い上がってきた経歴は、確かに90年代生まれの若者が学ぶべきお手本だ」と評している。

 記事は最後に、「スポーツ競技に国境はなく、政治は関係ない。われわれは強者をリスペクトし、ポジティブなエネルギーを持っている選手を支持し、応援する。みんなが桃田を応援するのは、こういう『純粋』な熱愛によるものなのだ」と結んだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)