日本のお寺の掲示板にはいろいろな格言が貼ってあるが、最近では役に立つ内容やユニークなものが多いとネットで拡散されるようになり、より注目されるようになったようだ。今年は新たな取り組みとして「輝け!お寺の掲示板大賞」が始まったという。中国メディアの今日頭条は28日、このイベントを紹介する記事を紹介し、日本の寺の名言は心にしみると伝えている。

 このイベントは、ネットで紹介されている掲示板を集めて表彰するというもの。募集は7月1日からすでにスタートしており、10月末に締め切られる予定だ。選考方法は、その標語内容の有難さ・ユニークさ・インパクト、さらには「いいね」の数なども考慮し入賞が決定されるという。

 記事は、この企画自体にはあまり費用がかかっていないが、SNSの影響の大きさから広まり、ハッシュタグをつけることで簡単に見つけられるようにしてある、とその工夫を紹介。より多くの人に関心を持ってもらおうという目的は達成されているようだが、記事はこの取り組みの背景には、お寺離れがあるようだと指摘している。

 そのため、住職は仏教に興味を持ってもらうためそれぞれに工夫をこらし、良い鍛錬になっているという。人の目に留まるためには、短い言葉で流行りの言葉も混ぜて新鮮味も持たせながら、「悩める人を助けなければならない」からだ。時には有名人やアニメのセリフを掲載することがあることも、話題性を持たせているようである。

 記事の中国人筆者は、特に「生と死に関わる重要な問題」に関する格言が好きだそうで、「心にしみる」としている。中国人も格言好きであり、日本の仏教もインドから中国を経由して渡来したためか、このイベントに興味をそそられたのかもしれない。この取り組みが成功したら、中国の寺にも掲示板が導入されようになるのだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)