日本は資源の少ない島国として、多くの資源を輸入に頼っている。精密機器の製造に欠かせないレアアースはその良い例で、2010年10月に中国が日本に対してレアアースの輸出を規制した際には大きな問題となった。

 しかし、東京・小笠原諸島の南鳥島周辺の海底で世界需要の数百年分のレアアースが存在することが発見されるなど、日本近海には大量の資源が存在することが分かっている。中国メディアの今日頭条はこのほど、日本でレアアース資源が発見される一方で、中国のレアアース埋蔵量は減少の一途を辿っていることを強調する記事を掲載した。

 記事は、南鳥島周辺の海底に埋蔵されているレアアースは1600万トンを超えており、これは世界需要の620年から780年分に相当すると言われていると紹介。では、日本は今後中国に頼らずともレアアースを賄えるようになるのだろうか。

 記事によると、日本はこの発見を非常に喜び、中国のレアアースの世界的な地位が相対的に低下すると予測していると主張しつつも、何と言っても水深5600メートルの海底にあるため、採掘にはコストがかかり現実的ではないと主張。さらに技術上の問題もあるほか、環境破壊という点で中国の二の舞になる恐れがあるからだという。

 しかし、日本では効率よくレアアースなどを回収する技術の開発が進められており、過度の中国依存から脱却するため異なる輸入ルートも確保するようになっている。これに加えて日本の排他的経済水域内で大量のレアアースが発見されたことは、中国にとってはいろいろな意味で痛手になるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)