中国メディア・東方網は9月30日、「日本人はどうして『北』という文字を忌み嫌うのか」とする記事を掲載した。

 記事は「日本では毎年末になるとその年を象徴する漢字を選ぶイベントが行われる。例えば、米国の同時多発テロ事件があった2001年に選ばれたのは『戦』という文字だった。今年の漢字はまだ発表されていないが、台風や災害に関係する漢字が選ばれるのではないだろうか」とした。

 そのうえで、昨年選ばれた「今年の漢字」が「北」だったことを紹介。実は日本人はこの「北」という文字を忌み嫌う傾向があると指摘し「古代中国の辞典によれば『北』は2人が背を向けるという意味を持つ消極的な語とされている。また、中国ではあまり見かけない『敗北』という言葉が、日本人にとっては非常に悲痛なニュアンスを持った言葉として扱われている。なぜなら、いまだに日本は第2次世界大戦に敗戦したという陰影から抜け出せていないからだ」と論じている。

 また、「日本にとっては北という方角も決していいものではない。北にはロシアと北朝鮮がいるからだ。昨年北朝鮮は大陸弾道ミサイルを15発発射し、うち2発が日本列島上空を通過した。さらには核実験も実施した。日本と北朝鮮の間には韓国があるものの、ミサイルは日本を向いていたため、日本国民のパニックを引き起こした」と説明した。

 さらには、軍事的な憂慮に加えて「北」という文字は経済的な憂慮も示すと指摘。昨今日本の有名企業において続々と偽装や経営管理の不健全さによるスキャンダルが相次いでいるとし「これは企業にとっては『敗北』である」とした。そして「こういった点から、日本人が非常に『北』という言葉を嫌っていることが見て取れる」と結んでいる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)