中国メディア・東方網は9月30日「日本は非常に教育を重視しているのに、どうしていじめの現象がこんなに深刻なのか」とする記事を掲載した。

 記事は、日本では1970年代以降にいじめや校内暴力が急速に増えており、今もなお深刻な社会問題になっていることを紹介したうえで、このほど米国のネット掲示板で「日本は教育を重んじる『礼儀の国』であるにもかかわらず、なぜそんなにいじめ問題が深刻なのか」との質問が出されたとし、この質問に対する中国人、日本人、米国人の回答をそれぞれ伝えている。

 まず、中国のネットユーザーは「日本のいじめとわれわれ中国のいじめは意味が全然違う」と指摘。日本のいじめは肉体的苦痛もさることながら、それ以上に精神的ダメージを与えることに重きが置かれており、クラスや学年全体が1人を排除しようとし、場合によってはそれを教師が放置あうるケースさえあり、状況を挽回するには転校する他ないのだと説明した。

 続いて、日本のネットユーザーは少子化が大きな要因になっているとの考え方を示した。「両親が子どもを溺愛し、物を次々と与える。一方で仕事が忙しく、子どもと交流する時間が取れない。すると子どもは自分の部屋に閉じこもってゲームをしたりチャットをしたりするようになるが、これにより徐々に自己中心的な性格が芽生える。やがて暴力を崇拝し、それがカッコいいことだと考えるようになるのだ」というのが、このユーザーの分析だ。

 そして、米国のネットユーザーは高度成長を実現して以降の日本の子どもたちは物質的な豊かさが先行したことで消極的かつ自己中心的になり、感情のコントロールが難しくなっていると分析。「自分の気に食わない相手には暴力的な傾向になり、事を起こしてからその理由を尋問しても、明確に理由を回答することができない」と論じた。(編集担当:今関忠馬)