中国メディア・東方網は1日、日本の本庶佑氏が今年のノーベル生理学・医学賞を獲得したことについて「日本はすでに30人近いノーベル受賞者を生んでいる、日本は一体どんなことをしてきたのか」とする記事を掲載した。

 記事は、ここ数年日本ではノーベル賞受賞者が数多く出現しており、その都度ニュースになるものの、もはや超ビッグニュースとは言えない状況になっているとし、米国籍の受賞者を含むと日本はすでに30人近いノーベル受賞者を輩出しており「日本の基礎研究力の強さには敬服せざるを得ない」と伝えている。

 なかでも生理学分野については日本は絶対的な世界トップの地位に立っているとし、「その原因を細かく分析すると、政府が科学技術の発展を非常に重視しており、1990年代より日本国内で基礎研究の重要性が深く認識されてきたことが挙げられる」と説明した。

 また、政府が技術振興を重視する一方で研究者に対して比較的高い自由度を与えているとも指摘。「日本では大学の教員は一定期間内に研究の成果を出さなくても職を失うことはないほか、研究過程においても政府や社会による考査や評価といった干渉を受けることが少なく、長期的に研究に専念することができるのだ」としている。

 記事は、「日本人が井戸から水が湧き出る勢いでノーベル賞を受賞しているのは、まさにこのような日本国内の体制があったからだと言える。日本の専門家は、知識の長期的な積み重ねと基礎研究の積み重ね、そして、大々的な人材育成が今日の成就を生んだのであり、決して一朝一夕に成し得るものではないと指摘している。日本の研究人材や管理機関の長期的な努力を、われわれはたくさん学ぶべきだ。決して口先だけのスローガンで終わってはいけない」と伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)