子どもたちが健康に成長する為に、栄養バランスの取れた食事は欠かせない。最近、中国で小学校で「栄養昼食」として提供されていた食事に相次いで問題があったことが発覚し、話題となった。中国メディアの捜狐は28日、「中国の栄養昼食が栄養欠如になっていた」と指摘し、「日本の給食制度を見れば、食育とは何かが理解できる」と主張する記事を掲載した。

 記事は、中国の小学校で「栄養昼食」として提供されていた食事の内容が「献立の内容と大いに異なり、まったく栄養のないものだった」という事件が起きたほか、別の小学校では「食中毒が発生し、十数人が病院に運ばれる」という事件が発生したことに触れ、続けざまに発覚した子どもの食に関わる問題は、多くの親たちに衝撃を与えたと伝えた。

 親であれば誰もが子どもの食事に関心を持っているだろうが、記事は日本の小学校で行われている「食育」を「中国にはない教育方法」として紹介した。日本のある小学校の校長が述べた「学校給食の45分は、教科の授業と同じく重要」という言葉には、「日本で提唱される食育の精神が現れ、知らず知らずのうちに子どもたちに学びを提供する教育方法である」と説明した。

 例えば、日本の小学校で提供される給食には地元の食材や、学校の農園で子どもたちが育てた野菜を使うことで「子どもたちは作物を育てる苦労や歓びを学んだり、食べ物を大事にして感謝する心を学ぶ」と主張した。

 他にも、子どもも教師も教室で一緒に同じ物を食べるので、食事中の会話からも知識を得たり、食事の準備や後片付けを自分たちですることで、衛生概念や協調性など多くのことを自然に学べると紹介。そして日本にも昔から給食があったわけではなく、徐々に制度が確立され、「栄養バランスの取れた美味しい食事が、行政の補助によって安価で提供され、家庭の経済状況に関わらず子どもたち全員が食べられる」ようになったことを紹介した。

 中国と日本では教育制度が違うため、それぞれ昼食事情は異なるが、未来を担う子どもたちが安全で栄養のある食事を取って心身ともに健全に成長することは重要なことだと言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)