中国人は大らかだと言われる。大陸気質とも言われるが、細かいことには捉われない人が多いように見受けられる。日本人と中国人の気質を比較すると、日本人は細部まで気を配り、何事も細部までこだわるという職人気質を持っているように感じられる。

 こうした違いは日常生活や仕事にも現れているようで、中国メディアの今日頭条は24日、日本と中国のエアコンの取り付け工事を比較し、「日本人と中国人はこれほどまでに違うのか」と驚きとともに紹介する記事を掲載した。

 「ただのエアコンの取り付け工事に、日本と中国で驚くほどの違いが出るのだろうか」と疑問に思うかもしれない。記事は中国のエアコンの取り付け方を写真と共に掲載し、簡単に思える事であっても、日本人と中国人のそれぞれの手にかかると「大きな相違が発生することになる」と主張した。

 普通、室内の改装が終わってしまえば、天井や壁に埋め込まれた空調設備はどのように取り付けられているかを見る術はない。しかし、記事が紹介した改装途中の写真は、指定の場所にエアコンを取り付ける為に、天井のコンクリートの梁をぶち抜いて器具を取り付けてある。これについて、「中国のエアコン業者は自分の便宜だけを考え、その後の安全性や使用者の便宜等は考えないし、発生した責任も負わない。仕上がりの時点で発注者の同意さえ得れば良い」と説明した。

 中国では、こうしたずさんな工事が多く行われているが、その理由として「支払われる人件費が余りにも安いために、工事をする側も数を多くこなさないと儲けを出せない」という実情があるという。必然的にやっつけ仕事になり、仕上がりが悪く、使用後に問題が発生するケースは少なくない。一方、日本のエアコンの取り付けについて、「エアコンが取り付けてあるだけでなく、室外機へ続く配管が、壁の色と同系色のカバーで覆われていて、見た目も美しい」と驚きを見せた。

 建築に関する法律や、事業形態などは日中で異なるものだろう。しかし、日本人から見れば手抜き工事というレベルの仕事も、中国人に言わせると「見えない部分は気にならないし、使用して支障がなければ良しとし、問題が発生したらその時考える」という捉え方にも国の違いを感じさせられる。(編集担当:村山 健二)(イメージ写真提供:123RF)