近年、中国ではインターネットの普及により、多くの人がネットショッピングを楽しむようになっている。リアル店舗を持たないEコーマス(電子商取引)の分野では価格を抑えられるため、中国人消費者はより安く、スマホさえあれば即座に必要なものを手に入れることができるようになった。

 日本製品を含め、世界中の製品がEコーマスで簡単に買えるほどだが、中国ではEコーマスがリアル店舗に大きな打撃を与えており、リアル店舗を閉店に追い込んでいるという指摘もある。中国メディアの今日頭条は27日、「日本ではリアル店舗がEコーマスに駆逐されていない」と論じる記事を掲載し、中国とは真逆の現象が起きている理由について考察している。

 まず記事は、日本ではリアル店舗でも価格が分かりやすく、消費者のニーズを満たせているため、消費者はあえてインターネットで安く信頼できる商品を購入する必要はないと主張。続けて、日本のリアル店舗では非常にすばらしいサービスを受けられることや、価格が安定していること、さらに、ネット上の商品が必ずしも安いわけではないことなど具体的な例を挙げて紹介した。

 さらに、日本の物流は中国よりも発達していないと主張し、日本ではネット通販でも輸送に掛かる費用は安くないとし、日本ではEコーマスよりもリアル店舗で多くの人は買い物をすると主張した。

 中国ではECサイトで購入したほうが一般的に安い。消費者にとっては安く商品を購入することができるメリットがあるうえ、中国のリアル店舗では価格が不透明で、偽物を販売しているケースもある。中国のEコーマスでは偽物も数多く出回っているが、他の購入者の評価からそのショップの評価を見極めやすいという点も、ECが爆発的に広がっている理由だろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)