日本の駅弁は種類が豊富でクオリティも高いと言われている。中国の駅弁と比較して称賛されることも多いが、中国メディアの今日頭条は20日、さらに台湾を加えて、日中台の駅弁を比較する記事を掲載した。日本の駅弁はやはり群を抜いていて、中国の駅弁を「秒殺」しているという。

 記事はまず、日本の有名な駅弁4種類を紹介。まずは鮭めしにたっぷりのイクラをのせた北海道ならではの「石狩鮭めし」。見た目が精緻で鮮やかで豪華だと感嘆している。さらに、シンプルなのに食欲をそそる東京の「チキン弁当」、しゃもじをかたどった容器が特徴の「しゃもじかきめし」、そして東筑軒の「かしわめし」を紹介。これは、北九州名物のかしわうどんを弁当にしたもので、鶏のスープの炊き込みご飯に、鶏肉と卵とのりが乗った大正10年から作られているという名物弁当だ。彩りも美しく、記事の中国人筆者は、見ているだけで大口を開けて食べたくなると絶賛している。

 続いて台湾の駅弁を紹介。繊細さはないが日本の駅弁に近く、名称もそのまま「弁当」を使っており日本の影響を色濃く感じる。しかし日本の駅弁と違って、おかずを仕切りで分けずに、ご飯の上に肉が豪快に乗っており、そのすき間に煮卵や野菜などがあることだ。記事は、人民元でも20元(約330円)ほどと高くはなく、肉、卵、野菜がバランスよく盛りだくさんの内容であると紹介。口に入ると格別のうまさで、弁当とはいえ手を抜かず非常においしいと称賛している。

 では中国の駅弁はどうだろうか。「中国の超高い駅弁」は台湾の倍以上の45元(約740円)もして、中国の物価で言えば3時間分の給料に相当するのに、日本はもちろん台湾よりもランクは落ちると正直に認めた。中国国内からも不満の声が噴出しており、一番安い価格帯の15元(約247円)の弁当は常に売り切れ状態でなかなか手に入れることができないと指摘している。

 中国と日本とでは「駅弁に対する概念自体が違う」と記事は分析。また、旅行を楽しむという習慣も中国では始まったばかりで、駅弁もまだまだこれからだと改善に期待を寄せている。日本の駅弁のクオリティの高さは多くの中国人も認めるところだ。国土が広く乗車時間の長い中国では、駅弁の分野でまだまだ発展の余地があると言える。ぜひ日本の駅弁を参考にレベルアップに励んでもらいたいものである。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)