中国メディア・中国網は27日、「日本の和尚が『お経ソング』を歌って中国のネットで人気を集めている」とする記事を掲載した。

 記事が紹介したのは、僧侶ボーカルプロジェクト「キッサコ」のメンバーとして活動する薬師寺寛邦氏だ。記事は「薬師寺氏は日本の西部にある禅寺の僧侶だ。かつて住職である父を引き継ぐことを拒み、ミュージシャンとして活動したが、名が売れても喜びを感じることができず、仏門に入った」とした。

 そのうえで、「普通の人にとって、お経は理解し辛いものである」と感じた薬師寺氏が、お経に音楽を取り入れて人びとが受け入れやすくすることを思いついたと説明。そこから「ギターを抱いたお坊さん」という斬新なスタイルが生まれ、数百年という歴史を持つ経文を現代音楽のメロディーに乗せて吟じるようになったとし「保守的な人も含めて、多くの人からポジティブな反応が得られた」と伝えた。

 そして、薬師寺氏に対する注目は日本国内だけでなく中国のネット上でも広がり、非常に大きな反響が見られたと紹介。「ある音楽ファンがネット上で薬師寺氏の音楽動画をアップしたところ、2000万件近い再生回数を記録するとともに、ポジティブなコメントも寄せられた」とし、ネット上での人気ぶりから中国国内の音楽フェスティバルに招待され、演奏を披露する機会もできたと紹介している。

 また、「ギターを持ったお坊さんがオリジナルソングを歌うというのは、大胆かつ独特である」という中国国内の評論家の意見を紹介するとともに、年内には中国で単独コンサートの開催も予定されていると伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)