中国の小学校には日本のような給食制度がない場合が多い。自宅で昼食を準備できない家庭のために、食堂でお金を払って昼食を食べることができる学校もあるが、学校が提供していた昼食があまりに質素だと保護者が怒りを表明したこともあった。

 中国メディアの捜狐は25日、経済規模において中国は日本を大きく引き離したにも関わらず、「小学校で提供される昼食を比べたら、余りの差に悲しくなった」と嘆く記事を掲載した。

 中国でも近年、子どもたちの健全な成長と健康のため、栄養バランスを考えた「学生栄養昼食」が推奨され、学校の食堂で提供されるようになってきている。しかし最近、その実態を目にした子どもの保護者が驚愕と怒りのもとSNSで子どもが食べていた昼食を拡散した。写真は「お椀の半分ほどしかない麺」で、「具は見当たらず、乳製品も添えられていなかった」と指摘した。

 この事態は地元当局によって迅速に処理されたが、多くの中国人はこのニュースを目にして少なからず衝撃を受けたという。なぜなら、「中国は美食大国として、誰もが美味しい物を食べられるはずなのに、実際は国の恥となる不味い物が存在しているからだ」と主張した。

 中国人が認める中国国内の不味い物の1つは「高速鉄道などの車内で販売される弁当」で、不味いにも関わらず値段が高いと多くの人が不満を感じていると指摘。そして、日本の駅弁と比較した場合、「日本の駅弁は美食と言えるが、中国の弁当はゴミだ」と自虐的に主張した。また、もう1つは子どもたちの食べる「学生栄養昼食」で、「学校の食堂で出される食事は不味いだけでなく、今回明らかになった様に、栄養価は全く考慮されていなかった」と指摘した。

 一方、日本の小中学校で提供される学校給食を写真と共に紹介し、「子どもたちが必要とする栄養がバランスよく含まれているだけでなく、子どもが給食を楽しみにするほど美味しい」と説明した。今回発生した中国の学食の件は稀な事例だが、「少量の麺」の写真を見ると確かに心が痛くなる。食事を提供する側も利益を考慮しなければならないだろうが、こうしたことが今後再発しないよう改善を期待したいところだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)