日本もドイツも第2次世界大戦の敗戦国だが、戦後急速な経済成長を遂げ、2017年の国内総生産(GDP)ではそれぞれ3位と4位となっている。なぜ敗戦国がここまで経済成長できたのだろうか。中国メディアの捜狐は22日、「敗戦国である日本とドイツはどのように経済を立て直せたのか」と題する記事を掲載した。

 記事はまず、戦後の日本とドイツの経済について紹介した。第2次大戦後の世界は米国と北欧の少数の地域以外はほとんどが経済的ダメージを受けたが、敗戦国である日本とドイツはひときわ大きな被害を被ったと指摘。ほとんどすべての工業都市と金融システムが壊滅的な被害を受けたが、その後驚くべき回復を見せ、「戦勝国を上回るほどのスピード」で台頭してきたと伝えた。日本はそれが特に顕著で、世界第2位の経済体にのし上がったと記事は指摘した。

 記事は、「誰が敗戦国でどちらが戦勝国か分からないくらいだ」と揶揄しながら、日独の経済発展の理由を分析している。その1つが、「敗戦国としての賠償金の負担が軽かった」ことだ。戦後の冷戦の混乱のおかげで、ドイツが工場の機械設備や技術資料、人材を失った程度で、日本もドイツも賠償金の負担が軽かったため、経済成長に役立ったと論じた。

 2つ目は戦後の「国内矛盾がなく安全保障面での不安がなかったこと」だ。日本は米国の占領下に入ったが、逆に言えば国民の最低限の生活は守られたとも言え、敗戦国には米国とロシアのどちらにつくかを選択する権利もなく、むしろ、国民は心穏やかに生活し「黙々と金を稼ぐ」ことに専念出来てむしろ幸せだったのだと論じた。

 敗戦国のほうが幸せだったというのは少々大げさな話であるが、戦後内戦に突入して混乱を極め、その後も内政問題ゆえに経済発展が大きく遅れた中国をからすると、日本のほうが幸せに思えるのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)