日本で暮らす中国人が増加しているが、こうした中国人が口を揃えることの1つに「公衆の面前で喧嘩をしている日本人を見たことがない」というものがある。中国でも喧嘩が日常茶飯事というわけではないが、公共交通機関の座席をめぐって殴り合いの喧嘩が起きることもあり、喧嘩を目撃する頻度は日本より高いと言えるだろう。

 中国メディアの今日頭条は23日、日本で長年暮らす中国人でさえ「日本人が喧嘩をしている姿」を見たことがないと語るのはなぜなのかと疑問を投げかけつつ、日本人が中国人のように公衆の面前で喧嘩をしない理由を考察している。

 記事は、日本人が喧嘩をしない理由について、親日派の中国人は「日本人の民度が高いため」だと語り、反日派の中国人は「日本の法律が厳しいため」だと述べると紹介。一方、米国の学者であり、菊と刀の著者であるルース・ベネディクトは「日本には恥の文化がある」と指摘したことを紹介し、日本人にとって公衆の面前で喧嘩をすることは「恥」に他ならないという見解を伝える一方、こうした見方は「どれも表面的な日本しか見ていないもの」だと主張した。

 続けて、日本人が公衆の面前で喧嘩をしない本当の理由は「世間の目」にあると主張。日本人は自分が属する集団のなかで恥を晒すことを嫌うと指摘し、だからこそ日本人にとって「世間の目」がある公共の場は「ルールを守らなければならない場所」であり、話をするときは周りの迷惑にならないよう小声で話し、自発的に列に並ぶといった行動を見せるのだと指摘した。

 さらに記事は、世間の目に監視されている日本人は「生きるのが大変だろう」と主張し、日本人は内心では「自由に生きることができる中国人を羨んでいるに違いない」と主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)