中国メディア・東方網は24日、世界でもトップレベルの長寿国として知られる日本の若者が「あまり長生きをしたくない」と考えていることが明らかになったとする記事を掲載した。

 記事は、日本の保険会社が20歳から79歳の約1万4000人を対象に実施した長寿への願望に関するアンケートの結果を紹介。「何歳まで生きたいか」との質問に対して、20代の男女が全年齢層で最も低く、男性は78.1歳、女性は76.9歳という結果になったことを伝えた。

 そのうえで「この数字は十分長い人生を象徴するものと考える人もいるだろうが、日本人の平均寿命に比べてはるかに短いのである。特に20代の女性は然るべき寿命よりも10年も早く人生を終わらせたいと考えている」と解説した。

 一方で、具体的な年齢ではなく単純に「長生きしたいか」を質問した場合には、50代の47.7%が「したくない」と回答し、全体の平均値である41.2%を上回り、60代・70代では逆に38%と最も少ないという結果が出たことを伝えている。

 記事は、「長寿を望む人は若年から中年へと年齢を重ねていくにつれて減少する。これは生活上のストレスが増していくことに起因するようだ。しかし、老年期に入ると再び長寿への渇望が高まり、生き続けたいと思うようになるのである」と総括している。

 「長生きしたいかどうか」は、その社会が安定しているか、暮らしやすい環境かどうかを示す1つの指標と言える。実際の平均寿命よりも長生きしたくないと考える傾向が強いのは、社会に生きにくい部分があることの表れと言えるかもしれない。種々の問題を抱えながらも国が成長、前進を続けている中国で同じようなアンケートを実施したら、日本とは異なる傾向が見えるだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)