中国の広東省広州市と香港を結ぶ高速鉄道が23日に営業運転を開始した。中国の各都市はすでに高速鉄道によって結ばれており、旅客にとって利便性の高い交通機関になったと言えるだろう。中国メディアの澎湃新聞はこのほど、中国高速鉄道によって中国は「世界でもっとも旅行に適した国になる」と論じる記事を掲載した。

 中国高速鉄道の営業距離はすでに世界一の規模となっており、2017年末の時点で2万5000キロメートルに達している。2020年には3万キロ前後まで拡大し、中国の大都市の大半をカバーすることになると予測されている。

 記事は、高速鉄道網が日々拡大を続ける中国では「多くの旅客にとって利便性の高い交通機関」となっていると指摘し、高速鉄道が中国人の活動範囲を拡大しており、中国人は「世界でもっとも旅行しやすい国民になった」と主張した。

 さらに、中国高速鉄道は乗車券が他国に比べて安く、2017年に利用した客数はのべ15億人に達したと主張。各都市を高速鉄道が結んだことで、ビジネスやプライベートでの移動が容易になり、地方都市の経済も活性化したと指摘したほか、今後は高速鉄道が中国の旅行市場を刺激し、高速鉄道を利用した国内旅行も拡大していくはずだと予測した。

 中国高速鉄道網の拡大によって、確かに中国国内の移動は便利になった。中国ではこのほど、高速鉄道の車内で販売されている弁当にカビが生えているのが見つかって問題となったが、長距離移動の場合は乗客は車内で長時間を過ごすことになるだけに、弁当の質や安全性も高めていく必要があるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)