その年の優れた文具を選ぶ日本文具大賞が2018年も発表された。第27回を迎える今回は、卓上日めくり型付箋カレンダーや、油性ボールペンで書けて何度でも消せるシリコンバンド型のメモなど、いずれもデザイン性が高く機能的な作品が選ばれた。日本にはほかにも、有名文房具店10社の選ぶ「文房具屋さん大賞」も年に1回実施されており、日本人は大の文房具好きだと言って良いだろう。

 中国メディアの一点資訊は17日、質もデザイン性も高い「日本の文房具」を紹介する記事を掲載した。中国の文房具事情とは雲泥の差だという。

 中国の文房具も、ここ数年でずいぶん改善されてきたものの、日本とは全く比較にならないというのが実情だろう。中国の物価からするとそれほど安くはないのに質はいまいちで、種類も多くない。それゆえどの文房具店に行っても似たり寄ったりのものしか置いていない。記事の中国人筆者は、わくわくさせられる日本の文具を見ると、これまで使っていた文房具は何だったのだろうと思ってしまうと本心を綴っている。

 例えば、日本のあるメモ帳は一見普通のブロックメモだが、使っていくと何かが現れる仕組みになっているものがあると紹介。これは職人が手作業で作っている「omoshiroi block」というメモ帳で、レーザーで切れ目を入れているそうだ。最後まで使うと、清水寺やピアノ、大阪城などが立体になって現れる仕組みだ。しかも切り取ったメモを折るとそれぞれ舞妓さんなどが現れるこだわりも見せている。

 さらに記事は、先端がくるくる回り、手ブレしてもキレイに消せる修正テープ、重なった紙の一番上の1枚だけを切ることができるカッター、針なしステープラー、芯の折れないシャープペンなど、職人技の光るこだわりの文具の数々を紹介している。

 こうした文房具は、日本人の文房具へのこだわりと、より便利なものを追求する職人の向上心とを表していると言えるだろう。筆者は日本の文房具の数々を見て「文房具は生活の質を高めてくれる道具」だと感じたという。また、こうした文房具を使える日本人の若者をうらやましく思ったようで、自分の学生時代に最も残念だったのはこれらの文房具を使えなかったことだと締めくくった。美しくて使いやすい日本の文房具は、生活を豊かにしてくれていると言えるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)