日本の少子高齢化が深刻な社会問題となっていることは、中国人も知るところだ。総務省が16日に発表した人口推計によると、日本で70歳以上の人口は2618万人に達し、全体に占める割合は20.7%となった。中国メディアの今日頭条は18日、日本は少子高齢化に伴って、深刻な労働力不足に陥っていると指摘し、「もし中国人が日本で3年間働いたらどれくらい稼げるか」を考察する記事を掲載した。

 記事は、中国の農村部で暮らすごく一般的な中国人女性が、日本で3年間働いた経験を紹介した。この女性は、中国では建築現場で働く夫と15歳の娘、60代の姑と暮らし、自身は家事と家の田畑や家畜の世話をして生活していた。しかし、夫の収入も現場次第で安定せず、彼女の収入はなかった為に、日本で仕事をする事を選んだという。この女性がどうやって日本で職を見つけたのかは触れられていない。

 この中国人女性は、特別な技能や能力の求められない地方の食品工場に就職し、3年間にわたって会社が提供する宿舎で生活しながら働いたという。給料は中国で働く夫の2倍を越え、3年間で30万元(約494万5350円)ほど稼ぐことができたというが、「これは中国で特別な技能のない女性が10年働いても稼げない額だ」と主張した。

 家族と離れて異国で生活することには苦労もあるだろうが、生活環境や日本人の印象については、「自分から周囲に慣れるように努めると、日本人は礼儀正しく、出身に関わらず親切で節度を持って接してくれた」と好印象の様子。また、日本の農村は、非常に自然環境が良く、生活しやすかったことや、高齢者が多く若者たちは進学や就職で都会へ出ているのは中国の農村と似ていると感じ、最初に心配していたほど難しいことはなかったと伝えた。

 これに対し、中国ネットユーザーの声を見ると、「中国と比べて収入が高い日本で働きたい」と願う中国人が多く見られる一方で、日本で稼ぐには苦労やストレスが多いことを指摘する声もあった。また、「2020年の東京五輪に向け、日本では働き口がさらに多くなる」と見込んで日本へ行くことを検討する人の意見も見られた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)