近年の中国は経済や科学技術などの分野で発展が目覚ましく、「中華民族の偉大な復興」を掲げた現在の政策もあってか、多くの中国人が自国に対する自信を強めてきている。一方の日本については「失われた20年」という言葉のとおり、日本はずっと停滞したままとの印象を持つ中国人も少なくないようだ。

 しかし、中国メディアの快資訊は18日、「日本経済はバブル崩壊で20年も失われたというが、実際には我々の想像よりも発展している」と指摘する記事を掲載した。実際のところ、多くの面で中国は日本に追いついてはいないという。

 記事は、中国は日本の2倍以上のGDPで世界第二の経済体となったが、数字だけを見て惑わされるべきではないと指摘。中国は13億以上の人口を抱えていて、一人当たりのGDPで見ると日本は中国の4.9倍になるため、決しておごるべきではないと注意を促した。

 物価については、中国は日本や米国と大差ないが、収入との比率で見れば非常に高いことがわかる。例えば、中国で多く消費されている豚肉で言えば、中国の豚肉の値段は米国と大差なく、日本はやや高めという程度だ。しかし1日分の収入で買える豚肉の量はと言うと、米国人は約一頭分に当たる65キロも買えるのに、中国人は「たった5キロしか買えない」と中国の物価がいかに高いかを強調した。

 ガソリン価格も同様だという。1日分の収入で換算すると、米国では100リットル以上、日本でも80リットル以上買えるが、中国人は「わずか10リットルちょっと」しか買えないと指摘。不動産価格も、米国はニューヨーク付近でさえそれほど高くなく、日本はバブル崩壊の教訓からもう吊り上げる人はいないのに、中国は極端に上がり続けていると指摘した。

 記事はさらに、日本の科学技術の発展と、自動車や大型機械など多くの製品の部品が日本から中国に輸入されていることに触れ、日本の発展の程度は「すでに我々の想像を超えている」と主張。GDPという表面に惑わされず、日本との差を見極め見習うべきところは見習うように勧めた。

 中国の物価は確かに収入に対して非常に高く、住宅価格に至っては普通に働いていたのではまず手が届かない状況になっている。この収入と物価のバランスを取らないと、社会に対する不満がたまり、いつか爆発しかねないのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)