国外で働くことは「人生の大きなチャンス」と考える中国人は少なくない。それゆえ仕事を求めて日本へ行くことを真剣に考慮する人もいるようだ。中国メディアの捜狐は17日、「日本には中国にはない、厳格な仕事上のルールがたくさん存在する」ことを紹介し、「果たしてそれを知っても、日本で働く勇気はあるか」と問いかける記事を掲載した。

 中国人の多くは日本人に対して「厳格で真面目」というイメージを抱いており、特に仕事では「一本調子で融通が利かない」などと言われている。また、実際に日本人と仕事をした経験のある中国人は、「日本の職場で見られる独特の決まり事や、文化の違いによって行き違いが生じることもある」と主張する。記事は、「日本の会社内で暗黙の了解として守られているルールを、中国人はどれだけ受け入れられるだろうか」と問いかけた。

 まず、日本の会社における暗黙の了解の1つとしてお辞儀を挙げ、「お辞儀は角度によって表す意味合いが異なる」と紹介。「会釈の際は15度、敬礼は30度、最敬礼は45度、また、お詫びの際には90度で腰を曲げて頭を下げる」と説明した。ゆえに、「日本人の新入社員はお辞儀を覚える為に腰を痛めることだろう」と主張した。

 他にも「注意事項」として、「電話は1コールで出て、相手を待たせてはならず」、さらに、電話口の相手からは見えないにも関わらず「笑顔で対応しなければならない」と紹介した。また、「上司との関係」については、「上司には絶対服従」であり、仕事以外の誘いでも絶対に断ることができない」などと説明した。日本の会社における暗黙の了解が少々捻じ曲げられて伝わっているようだ。

 中国は、日本と比べると会社内では個人の能力が重視される傾向があり、各社員も入社年数を問わず自分の能力を積極的にアピールするので、日本の会社に存在するような暗黙のルールは少ないと言える。挙げれば際限がない日本の会社内の暗黙のルールだが、中国人からすると「どれも必要性が感じられないものばかり」で、これを知ったら、日本で働くことを考え直す中国人も現れそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)