中国メディア・東方網は18日、「どうして昔の日本人は歯を黒く塗ったり、眉毛を剃ったりといった、夜中に見たら卒倒しそうなほど恐ろしいメイクを施していたのか」について論じた記事を掲載した。

 記事は、日本の歴史もののドラマや映画などで歯を黒く塗る、眉毛の大部分を剃り落とした「引き眉」にするといったメイクを施した登場人物をしばしば見かけると紹介。

 これらは、もともと平安時代の貴族が行っていたもので、天皇の側近が眉毛を剃った後に墨で丸く「殿上眉」を描いたり、歯を黒く染めていたとし、貴族らはそうすることが美しいと考えていたと伝えた。また、当初は貴族の特権だったが、時代が下るにつれて民間にも浸透していき、明治維新で旧来の習慣が廃されるまで続いたとしている。

 そのうえで、これらの「怪しいメイク」が実は中国から渡って来たものである可能性を指摘。眉毛を剃る習慣は唐の時代に女性の間で眉毛を整えるのが流行していたのを遣唐使が日本国内に伝え、引き眉の習慣として日本に浸透していったという説があることを紹介した。

 お歯黒についても、戦闘能力に長けると同時に美男子だったという唐代の百済人の猛将が、出生前に歯を黒く染めた習慣が日本に伝わったものだという一説があることを伝えている。また、歯を黒く染める習慣は実は日本だけではなく、東南アジアや中国大陸の一部、台湾の原住民族の間でもかつて存在していたと指摘する一方で、「しかし、その美しさは現代に生きるわれわれには受け入れられない」と評している。

 歯を黒く染める習慣は今の日本には存在しないと言っていいが、眉毛をいじる習慣はその形や方式こそ異なれ、現代でも行われている。かつて、若い世代を中心に男女ともに眉毛を非常に細く整えるスタイルが流行した。今はナチュラル志向がトレンドになっているようだが、眉毛がその時代の「美しさ」を左右する大きなポイントであることは、今も昔も変わらないようである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)