近年中国市場での苦戦が伝えられている韓国の自動車メーカー。とはいえ、中国メーカーと比べるとずっと高い競争力を持つようだ。中国メディアの快資訊は11日、中国と韓国の自動車を比較する記事を掲載した。「あえて日本ではなく韓国と比較」したのだという。

 記事は、韓国車を「中国よりも遅く台頭してきたのに、中国よりも強くなった」と指摘。米国車や日本車と比べると韓国車も見劣りはするものの、世界市場で見れば中国車よりもずっと認められているという。韓国車のなかでも「車重が軽くて価格も安くはない」ヒュンダイ・エラントラが、同タイプの日米メーカー車と比べると燃費が悪いと指摘した。それでも、世界市場における生産量、ブランドの影響力、販売台数の上昇期、それに、持続性と安定性を見た場合、やはり「中国よりも強い」そうだ。

 記事はその理由を、「日本メーカーが韓国メーカーに基幹技術を売った」ためだと分析。日本の自動車メーカーは「暗黒時代の90年代」に基幹技術を韓国に売ったが、中国には技術ではなくエンジンそのものを売ったと指摘した。中国は「技術の鎖国」に遭っているという見方をし、韓国は盟友である米国からの技術移転を受けることもでき、中国よりも有利であると分析している。

 さらに、韓国では国内シェアのほとんどを自国メーカーが占めていることも有利であるとした。中国では、やはり、日系などの海外メーカーの自動車が根強い人気を誇っている。このようなわけで、中国はエンジンや技術などで一定の力を付けてきてはいるが、世界における影響力という点では韓国との距離がかなりあると分析した。

 実際、海外で韓国メーカーの自動車は見かけるが中国メーカーの自動車を見かけることはほとんどない。最近では中国メーカーも躍進してはいるが、韓国メーカーと比べても、まだまだ差を付けられていると言えるだろう。中国製自動車が世界的に認められるようになるまでには、まだ時間がかかるようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)