日本は地震多発国であり、技術者たちが揺れに強いビルや家屋づくりを目指して様々な技術を開発していることは中国でも広く知られている。しかし、大きな地震は揺れだけでなく、液状化現象という非常に厄介な現象を引き起こすことは、まだあまり知られていないかもしれない。中国メディア・東方網は14日、「北海道の地震で、どうして広い面積で液状化現象が発生したのか」とする記事を掲載した。

 記事は、「日本は特殊な地理的環境にあり、地震が多く発生する国だ。先日の北海道での地震では、大きな揺れに加えて大規模な液状化現象が生じた。日本では建物の建築、改修は耐震基準に照らして行われるが、著しい液状化現象では建物の基礎が不安定となってしまう。足元の地面が沼になると考えれば、その危険さがわかるだろう。液状化は、日本の関係当局にとって確かに大きな難題の1つなのである」とした。

 そして、日本の地震でしばしば液状化現象が発生する理由について「日本は土地が限られており、国土を広げるために海を埋め立てている。そして、日本はもともと地下水位が高い。これらの場所は普段は地面が安定しているのだが、地震で強い揺れが生じると水の圧力が急激に高まり、地中の水と砂のバランスが崩れて液体状になり、土砂の中から水があふれだしてしまうのだ」と説明している。
 
 また、液状化現象が大きな揺れ自体よりも対策が難しい問題であると指摘。「根本的に解決するのは短時間ではまず無理だ。なぜなら、土壌の問題は短時間では変えられないほか、地下水や降水量とも大きく関わっているからだ。現状、液状化現象を解決する手段はないのである」と伝えた。

 建物の耐震化が進んだことで、大きな揺れによって倒壊する建物の数や被害の規模はかつてに比べてかなり減った。その一方で、津波、液状化現象、土砂崩れなど、大きな揺れによって引き起こされる二次的な現象の被害がクローズアップされるようになった。「揺れとの戦い」だった日本の地震対策は、「揺れと揺れが誘発する現象との戦い」に変わっている。しばしば大地震が起こる中国にとっても参考になる点が多いはずだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)